地震に備えるためにできること

本日3月11日は、東日本大震災が発生した日です。
この日を迎えるたびに、防災意識を高めることの重要性が再認識されます。
しかし、日常生活では地震対策を後回しにしてしまいがちです。

『大きな地震が来るのはまだ先だろう』

と考え、実際に備えを進めていない人も多いのではないでしょうか?
あの日の教訓を忘れず、今できる備えを考えることが大切です。

日本は世界でも有数の地震大国であり、いつどこで大きな揺れが発生するかわかりません。
特に大地震が発生した際の被害を最小限に抑えるためには、事前の備えが不可欠です。
日常生活の中でできる地震対策を知り、少しずつ取り入れていくことが重要です。

地震対策と聞くと、大がかりな工事や特別な設備が必要だと感じるかもしれません。
しかし、私たちが普段の暮らしの中で簡単にできる工夫や取り組みでも、大きな被害を防ぐことが可能です。

今回は、すぐに始められる地震対策についてご紹介します。

  • 非常食や飲料水を最低3日分、できれば1週間分ストックする習慣をつける
  • 懐中電灯、ラジオ、モバイルバッテリーなどの非常用グッズを備える
  • 家族全員が非常時の持ち出し袋の場所と中身を把握する

備蓄品を整理しやすくするためにパントリーや収納スペースを増やせないか検討してみる

例えば…
・キッチンの一角に新しく棚を取り付ける
 →食料品や飲料水をすぐに取り出せる便利なストックスペースに
・普段使わないデッドスペースを活用(壁面収納、階段下など)
 →省スペースながら十分な備蓄を確保することが可能に

  • 高い家具は転倒防止のため壁に固定する
  • 落下の危険があるもの(テレビ、電子レンジなど)は耐震マットを活用する
  • 寝室やリビングなど長時間過ごす場所には、大きな家具を置かないようにする

壁面補強を行うことで、家具の固定がより安全に

一般的な住宅では壁が石膏ボードでできていることが多く、そこに直接固定金具や補強金具を取り付けても十分な強度が得られません。
そのため、合板や補強材を下地として追加することで、確実に固定できるようになります。

  • 非常時の避難ルートを確認し、障害物がないか定期的にチェック
  • 夜間の停電を想定し、懐中電灯やソーラーライトを手の届く場所に準備
  • 家族で集合場所や連絡手段を決め、定期的に確認する

いざという時のために!引戸と非常用照明で安全対策

引戸を採用することで、揺れによるドアの開閉障害を防ぎ、非常時でも安全に避難しやすくなります。
また、停電時に足元を照らす非常用照明の設置も、避難をスムーズにする重要な対策です。

▼参考資料:住宅用非常灯付ダウンライト(出典:ODELIC)

日常生活の中で地震対策を習慣化することが大切です。
家具の固定や備蓄の見直し、避難経路の確保など、できることから少しずつ始めていきましょう。

また、家族や身の回りの人と一緒に、非常時の行動計画を立て、定期的に見直すことも重要です。

備えはいつか必ず役に立ちます。

まずはできることから始めてみませんか?